ストーリー / 解説

-解説-
地位も名誉も失った元カリスマDJと妄想に憑かれたホームレス―心に深い傷を負った男たちの出会いと友情を、『未来世紀ブラジル』の鬼才テリー・ギリアムが幻想的なタッチで描いたファンタジック・コメディ。アカデミー賞ではロビン・ウィリアムズの主演男優賞ほか5部門でノミネートされ、メルセデス・ルールが助演女優賞を受賞した。

-物語-
人気DJのジャック（ジェフ・ブリッジス）は過激なトークが売り物だったが、不用意な発言がもとで銃乱射事件が起きてしまう。それから3年、失意の日々を送っていたジャックは、ある晩、埠頭で泥酔していたところを浮浪者狩りの若者たちに襲われる。その危機を救ったのはホームレスのパリー（ロビン・ウィリアムズ）と仲間たちだった。パリーは、自分は神から「聖杯」を探す使命を与えられていると熱く語り、ジャックに探索の手助けを求めるが―。

-こぼれ話-
ロビン・ウィリアムズは1951年、シカゴ出身。スタンダップ・コメディアンとして業界入りし、ハイテンションなトークや物真似で大人気に。『ポパイ』(80)で映画デビューし、以後コメディだけでなくシリアスな演技も高く評価される。『グッドモーニング,ベトナム』(87)、『いまを生きる』(89)、そして本作でアカデミー賞・主演男優賞にノミネート。『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』(97)で同賞・助演男優賞を受賞。2014年に自殺し、世界に衝撃を与えた。

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